『穴熊社長の、蛙鳴蝉噪(あめいせんそう) 9月号』

どんな会社にも創業者がいます。
最初は一人から始まります。お客様がお求めになる商品・サービスを提供し、
ご要望に応えていくことで、少しづつお客様が増えていく。段々、ひとりでは
仕事が間に合わなくなり、雇用をして、少しづつ従業員さんが増えて
いく。今、この世の中にある大企業も中小企業も例外なくそうであると思います。
すでにある会社に入れば、先輩や上司が仕事のやり方を教えてくれますが、創業者は、
誰から仕事のやり方を教わったのでしょうか。答えは、お客様であると思い至りました。
これは創業者のみならず、創業から今日この日まで、ずっと私たちに仕事を教えて下さった
方は、お客様です。お客様が先生です。一番の教えは、「お叱り」、「クレーム」
です。正直、耳の痛いところもありますが、私たちの気づかないお客様の不都合や弊社の欠点
を知ることができます。それとは対照的に「お褒めの言葉」もありがたい教えになります。
仕事のやりがいや働く喜びにもつながります。お客様は、何故、お怒りになったのだろう、
どうして褒めて下さったのだろうということを、全社で考え、お客様の教えを生かしていくことで、
私も、社員も、会社も成長していくことができるのだと思います。
 弊社では、LPガスの配送、灯油の配達、保安点検等でお客様のところを訪問しています。
どうぞお気軽にご要望、ご提案、ご不満等、お声掛けください。小紙のハガキもどしどし
お使い戴き、お客様の教えをお聞かせください。
 二代目社長の私は、お盆休みを迎え、創業者を偲び、改めて、お客様、社員さんに感謝の
念がこみ上げてきました。
「かけた情けは水に流し 受けた恩は石に刻む」
今月も、お元気様です。