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穴熊社長の蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)

『穴熊社長の蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)2022年12月号』

 「幸せ」。他人から見れば、幸せそうに見えても、本人からすると、心が満たされず、幸せを実感できない人も世の中にいますね。幸せは、ひとりひとり違うもの。多くの方はそう思うことでしょう。

 日本にあって、信仰の自由は認められ、権力等によって弾圧される事は、ほぼ無いと言って良いかと思います。宗教は、辞書的に言えば、一般に、「人間の力や自然の力を超えた存在への信仰を主体とする思想体系、観念体系であり、それに基づく、教義、行事、儀礼、施設、組織等を備えた社会集団」と表現されます。人が生きていく上での、物の見方、考え方、ひとつの価値観が示されたものとも言えるでしょう。人には、他の生物と異なり(これも否定する考え方はあるかも知れませんが)、意識や観念があり、幸せである為の精神生活の確保の為に、宗教は価値のあるものだと私は思います。つまり、人によっては、幸せな人生を送るための、ひとつの手段にもなり得る。しかしながら、今も昔も世間を騒がすような宗教団体はありますね。どう考えても、人の幸せの為に存在するとは思えない宗教も…あくまで、個人感想です。

 「仏教徒ですか?」と聞かれたら、必ずしも、「そうです」とは答えられませんが、「仏教の教えに共感、尊重したり、行事、儀礼には従っているところがあるので、無意識の内に信仰していると言えるかもしれません。

 某書からの引用ですが、言わずと知れた仏教の教祖のお釈迦様に、「安心に満ちた人生を送るには?」の質問に、3つの時間軸を取り上げて答えたそうです。

①「過去」の事は後悔しない
②「未来」の事は不安がらない
③「現在」の事は執着しない。
つまり、後悔、不安、執着を手放せと。それが出来たら苦労はない。それが出来ないから悩むんでしょう…とツッコミを入れたくもなりますが(笑)、それでも自分なりの心がけとしていけば教えの実践もできるかもしれない。

 過去は変えられないないので、「あれはあれで良かった」、「勉強になった」、「次からはこうしよう」と考える事にする。不安に思っても、「やるべきこと」、「やるべき準備はできる限りやった上」で、「後は何とかなる」と考える事にする。意外に思い過ごしに終わる事も少なくありませんね。「これが欲しい」、「こうしたい」という事はありますが、自分の力ではどうしようもない事もあります。バカボンのパパのように、「これでいいのだ」と呟いたり、「良しとしよう」、「他人は他人。自分は自分」と決めてみる。

 自分の機嫌を整える習慣をひとつひとつ身に付けていく。幸せな生活を送るには、そんなシンプルな「教えの実践」もあって良いと思います。
 今月も、お元気様です。(22・10・30)