『穴熊社長の、蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)2018年1月号』

 平成30年の新年号となりました。旧年中は、大変お世話になりました。ありがとうございます。本年もよろしくお引き立ての程お願いします。

 LPガスを安定して、安心・安全にお使いいただく為に、法令を遵守して、保安業務を実施しています。定期的に、お取引を頂いているお客様の所に訪問して、点検を実施したり、ガス供給機器・安全機器の交換を実施しています。

 ガス漏洩・機器の状況についての、「点検」(法的には調査と呼称)は、4年に1回以上という基準で実施。「ガスメーター」及び「調整器」については、10年毎に交換。「ガス漏れ警報機」は、5年毎に交換しています。小紙の新年号を編集・発行するこの頃は、丁度、年が変わるので、当年の対象となる期限切れの一掃と来年の計画準備をする時期です。

 これらの「期限(周期)」を基準とした保安業務は、お客様が在宅し、立会いの下でないと実施ができません。その為、お客様のご協力が必要です。その都度、永年に渡り、ご協力を頂いている事に、改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。

 近年、生活スタイルの変化と共に、実施の日時調整が、難しい場面があります。女性の社会進出が進み、共稼ぎ家庭が増え、在宅率の低下。空き家の増加。週休2日が浸透したり、時間外勤務の制限など、保安業務を遂行する働き手側の制約もあります。お客様にも、無理をお願いすることもありますが、諸事情ご賢察の上、ご協力頂けるとありがたく存じます。

 これらの保安に関する費用は、目下、その都度お客様から徴収したり、ご購入頂いている訳ではなく、ガス料金の内の基本料金という形でご負担頂いています。ガス容器(ボンベ)の使用料(購入・定期耐圧検査・バルブ交換・再塗装等含)や、緊急時体制に関する費用も、基本料金に含んでいます。緊急時とは、ガス漏れ等を起因と災害につながる可能性のある場合を指します。万が一の折の有資格者による電話受付・応対、火災等対応を含めた出動体制の維持を、24時間365日体制を敷いています(夜間・休日は宿直体制)。

 LPガス会社の監督官庁の元は、経済産業省です。当省庁は、エネルギー政策と共に、安全管理の法的整備や指導・監督をしています。LPガスのみならず、都市ガスや電力、原子力についても司っています。安全管理の考え方として、「一定の周期で、点検や交換」をすることが大切です。事故があってからでは遅い。壊れてからでは遅い。そうなる前の点検。機械である以上、期限が来たら交換。他の身近な例では、自動車も車検があり、時期がくれば点検したり交換したりしますね(健康は定期診断できても、交換は出来ませんが・・・)。

 技術進歩・向上により機器の安全性は向上していますが、絶対はありません。定期的な交換が必要。ガスに関することのみならず、住まいに関する、「安心・安全・便利・快適」。今年も、よろず何でも、ご相談ください。

今年も、お元気様です。(17・12・11)

株 式 会 社 エ マ 商 会  依 馬 邦 夫