『穴熊社長の蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)2019年4月号』

 小紙がお手元に届く頃は、「エマのふれあい春祭り」も終わっているかと思いますが、この原稿作成時には、準備も大詰めとなっています。企業のイベントではあるので、商業的要素はありますが、「地域を元気に。暮らしを豊かに。夢をカタチに。」というテーマで実施しています。過疎化が進む中、何とか地域に活力をつくりたい。弊社からの、商品・サービスの提供を通して、地域のお客様の暮らしが、安心・安全・便利になって向上するようにしたい。地域の、子供達や若い人たちが夢が見られる地域でありたい。そんな願いを込めて、弊社の若手が中心となって企画・準備、開催しています。ひとりでも多くの方に、そんな願いが伝わることを信じています。
 こうしたイベントのご案内の訪問。LPガスを安心・安全にお使い頂く為に、定期的にお客様のところを訪問させていただいています。殆どのお客様が、協力的にご対応してくだり、とてもありがたく思っています。意味や目的が明確で、法令を遵守してやっていることではありますが、これもまた、企業体としての活動なので、商業的な側面も否定はできません。しかし、お客様との信頼関係があってこそ成り立つわけなので、損なわぬよう努力を継続して参ります。
 弊社にも、毎日、お客様以外の電話も頻繁にかかってきます。企業向けの営業電話もそのひとつです。中には、必要なものもありますが、会った事も聞いたこともないような会社からの電話で、仕事の手を止められたり、望まぬ電話も少なくありません。電話をきっかけに、取引をした事もありますが、振り返ってみると、タメになったかと思うと疑問です。
  電話のみならず、公共の電波とされるテレビやラジオ。更には、益々発達するインターネット。そこで販売される商品のPRの仕方についても、自分も一消費者の視点になれば、ちょっと首を傾げたくなることもあります。反面教師で、商道徳をもって誠実な言動を心がけねばと矜持します。
 おびただしい情報や世の中の変化。そうした情報や広告といったものを峻別する基準が必要に思います。企業からすれば、それが経営理念であり、消費者からみて、企業理念を感じられるかどうかは、大きな判断材料となるのではないかと思っています。今月も、お元気様です。(19・3・3)

 株式会社エマ商会  依馬 邦夫