『穴熊社長の、蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)2014年6月号』

2月に続き、4月にも「おひさまデー」を開催することができました。ご来店頂きまして誠にありがとうございます。昨年の暮れ、当社上松駅前店の窓口にガス料金のお支払いにご来店頂いたお客様同士が、「やっとかめだね~」と、久しぶりの再会に、立ち話をされていました。折角なので、店内のテーブルをご利用頂き、粗茶を差し出しました。暫しの時間でしたが、楽しく語り合っていらっしゃる姿がとても楽しそうで、それならばそんな場所と時間をご提供できたらたと思い至りました。これをきっかけに、「おひさまデー」を随時開催いたします。今後、お気軽にご利用いただけたらと存じます。
 井戸端会議…そういえばあまり最近見かけなくなりました。どこか懐かしく昭和のニオイが漂います。近所の気の置けない、仲間がどこからともなく、約束したわけでなもく、ワイワイガヤガヤ…そんな光景も少なくなりました。時代の流れでしょうか。時間の速度が速くなったり、地域の人間関係も希薄になったり、働く女性が増えたり、娯楽や趣味も幅広くなったり、・・・理由はよく分かりません。当社も駅前の商店街の中にありますが、近年は地元の商店街の利用率も低下し、買い物のお客様も疎らになりました。品揃えや価格の点では、大型店にはなかなか太刀打ちするのも難しく、消費者の皆さんの目も肥え、ニーズのレベルも益々高くなっている時代です。競争社会の中で、地元の中小零細の小売業のお店が生き残っていくのが困難な時代となりました。それでも、地元の商店街は元来、日常生活の場所であり、購買や消費の場所でもあります。そこには地域の皆様と商店、また地域の人同士が、毎日交流する場所でもありました。当社の場合、店舗で販売するものは、ほとんどありません。お客様のお宅まで配達したり、設置や工事をする業態の会社です。お客様のところに訪問して、お仕事させていただきますが、たまには畑でとれた野菜を頂いたり、お茶を頂戴したりする機会にも恵まれます。有難いことです。年に1度秋のふれいあい感謝デーにはお越しいただきますが、それに留まらず、お礼や恩返しも兼ねて、日頃から「ふれあう場所」をご提供できたらと思っています。 大したことはできませんが、少しずつ、「おもてなし」ができるよう努力して参ります。「たまには寄ってみてね。」
今月も、お元気様です!!

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