昨日は、衆議院選挙の投票日。結果は、ご承知の通り。小紙が皆様のお手許に届く頃は、首相も選ばれ、何かしら変化が始まっている事でしょう。国民の政治参加は、まず投票から。そうは言っても自分が一票投じたところで、何も変わらない。そう思いがちで、実際、そうかもしれない。日々、生活や仕事に追われ、目の前の事でいっぱいいっぱい。それでも、こうした機会に、立ち止まって考え、そうして一票を投じる。結果がでたら、意図したものかどうかは別として、受け入れて、自らができる事を精一杯やっていく。変化を受け入れながら家庭に、仕事に、社会に対して自分のできる事をやっていくのが基本でしょうか。
投票率は、推定53.84%の見込。前回3年前の投票率が55.93%で戦後3番目に低く、それを下回る事になりそう。国民の政治意識の低下が指摘されます。期日前投票もあり、当日以外の投票も可能。投票場には、立会人の皆様がいらっしゃって長時間にわたり見守っています。毎回、大変だなあ~と思うところと、経費もかかっているので、やはり投票率は上がってほしいと思います。選挙権の年齢が引き下げられ若年層の政治参加の高揚の為、法改正がされました。しかしながら、年代別投票率は、20代が最も低い。今回の集計は、現時点では不明ですが、前回を参考にすれば30%代。60~70代になれば、60%代を超えるので、約半分。若者の投票率が低いと言われる理由のひとつに、地元に住民票を置いたまま進学先に転居すると非常にテマがかかる。今回も手続きをした親の一人ですが、確かに面倒であり、子どもが間違いなく投票所に足を運ぶかの確証はありません。政治意識の低下はあっても、ネット投票等の投票のしやすさは改善する必要がありそうです。
一方、最近世間を騒がす「闇バイト」。特に、20代の若者たちが巻き込まれているニュースが続きます。成年しているから自己責任という意見もあるでしょう。しかしながら、明らかに犯罪に加担させる悪い大人が糸を引いている事には間違いない。若者の政治意識を高める為の法改正等の前に、若者たちが犯罪に巻き込まれないような家庭教育、学校教育を施す事の方が我々大人の責任でもあるかと思います。政治家は、投票数によって選ばれるので、投票数の多い高齢者に偏った政策が講じられるとも言われます。けれど、日本の将来や子ども孫の未来を心配する大人たちはたくさんいるはず。子どもの教育や希望づくりの為に、身を削る日本人はたくさんいると思って、今回選ばれた議員の皆様ににはご活躍願いたいと思います。
今月も、お元気様です。(24・10・28)