『穴熊社長の蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)2026年11月号』

「自然治癒力」。身体が本来備えている、自分で治る力の事。ケガや病気が軽度であれば、医療行為がなくとも回復へ向かう力。免疫、組織回復、恒常性維持といった、自らの意思や行動が伴わなくとも人間(生物)が備えている能力。自然治癒力が働きやすいのは、風邪といった軽度の感染症、軽い擦り傷・切り傷、一時的な疲労・ストレス。働きにくい場合は、生活習慣病(ガン・糖尿病・高血圧)、先天性疾患、高齢者の重度疾患と一般的に言われます。
自然治癒力を維持、高めるためには、⓵睡眠(休息)②栄養摂取③適度な運動④ストレス管理⑤負の習慣抑制(飲酒・喫煙・過食等)と言われます。当たり前と思うところもありますが、この当たり前を習慣にするのが意外と難しい。自然界では、この治癒力に医療を活用できるのは、基本的に、「人間様」。ペット、家畜といった動物の一部は人間からの援助を受けています。
自然治癒力と医療の使い方は、⓵原因が明確か、②自然治癒力が期待できるかの組み合わせが基準。つまり、「原因療法+対処療法」が原則とされます。気づいてみれば、自分もいつの間にか、生活の中に通院・投薬が入り込んでいます。病気というより、重大な疾患が発生しないような予防医療受けているレベルですが、社会保障費への負担を間違いなく高めており、罪悪感を感じます。健康管理は、自分の為だけではなく、今更ながら、人や社会に迷惑をかけないことにもつながると反省します。
地球の健康。地球温暖化による環境問題。温暖化による、熱中症といった健康被害への対策として、「躊躇わずエアコンを使用する」。確かに必要と思いつつ、それによるエネルギーを消費することは、果たして良いのか。温暖化は、自然災害の原因として指摘されても、目の前の危機を優先する。
日本経済が直面する傷病。「物価高」の原因は複合的。⓵原材料・エネルギーの輸入価格の高騰②歴史的円安③世界インフレ④国内の人手不足による物流費・人件費の高騰が指摘されます。その対策として、物価高対策に食料品の消費減税、補助金支給、賃上げ促進、AI化が講じられています。しかしながら、この対策は、「対処療法的」であり、「原因解決」の対策になっていません。長期的に、国内での、自然エネルギー安定確保、食料自給率を高め、自ら自分の家族を増やす国民となる。一見、当たり前のようで、実行が難しいと思われる対策です。自国にない資源(エネルギー・食料・人・領土)を、他国から力づくで入手しようとするのは人類を破滅に導きます。人は互いに支え合い、助け合う。この当たり前を、「キレイごと」で片付けますか。
今月も、お元気様です。(26・10・12)