【穴熊社長の、蛙鳴蝉噪(あめいせんそう) 4月号】

 春の訪れを感じる頃になり、石油関連製品の輸入価格が、更に高騰し、お得意様に置かれましてはご負担をお願いせざるを得なくご迷惑おかけします。ガソリン価格や電気料金も家計への負担の増える中、誌面で恐縮ですが、改めてお詫びを申し上げます。 石油資源の乏しい我が国にあっては、常に起こりうる環境にあります。LPガスは、すべて輸入に頼っており、その8割を中東の産油国が占めています。価格はサウジアラビアを中心に、「アラブの王様のご機嫌」で決まるというのが私見です。日本の家庭の半数はLPガスを利用していますが、世界全体からすればLPガスの需給はは余剰気味です。しかし、世界的には環境保全の点から、天然ガスの需要が高まり、それに随伴して価格が上がっているようです。国内では原発の停止に伴い火力発電によるガス需要が高まっています。需要が高まれば価格が高くなるのが市場原理です。
 経団連を中心とした経済界は、原発再開を求める反面、この3月の長野県民アンケートでは、県民の70%が「脱・原発」を支持した結果もあります。最終的には、再利用可能な自然エネルギーの普及が理想ですが、普及までにはまだまだ時間がかります。それまでの間、安定的、経済的、安全(環境)の条件をクリアするエネルギーの使い方をするのが、現代を生きる私たちの課題ということになるかと思います。
 明るい材料としては、「シェールガス」といった非在来型天然ガスが実用化されつつあり、世界で250年以上の資源確保が可能。日本近海でも調査が着手され、中東に頼らない安価で安定的な供給が期待されています。 東日本大震災後、エネルギーに関する考え方が変わりつつあります。木曽は山間地である上、松本牛伏寺断層地震4年以内に70%の確率、東南海地震30年以内に70%の確率で発生するという地域です。分散型エネルギー、エネルギーの地産地消の重要性が高まっています(太陽光は、長野県の気候に適しています)。エマ商会としましては、「LPガス&灯油&太陽光発電&ガス発電」をご提供できる体制があります。地域の皆様に暮らしに最も適したエネルギー利用のご提案してまいります。お気軽にご相談ださい。
 ご負担をお願いする事もありますが、サービスの向上と共に、ご満足を高めるよう努力してまいります。末永いご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
今月も、お元気様です。(12・3・13)
株 式 会 社 エ マ 商 会   依 馬  邦 夫