『穴熊社長の、蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)7月号』

小紙掲載の営業カレンダーの通り、この2月から休業日を増やさせていただいております。LPガスの供給業者として法令に基づいた体制については遵守しています。災害の発生あるいは発生する可能性がある場合には、24時間365日体制で連絡を受けたり、出動することは、従来から変わりません。休業日には、当番体制を敷いておりますが、営業日のような万度な対応ができない場合もあるかと存じます。お客様のご不便は、最小限にとどめるように対応しますので、悪しからずご理解、ご協力をお願い申し上げます。 サービスの向上に努める使命を持ちながら、働く社員さんの職場環境を向上することも必要であり、そのどちらにも応えていく思いには変わりありません。何卒、よろしくお願い申し上げます。
 近年「ワークライフバランス」と称して、「仕事と生活との調和」を、一個人の問題でなく、社会全体の活力向上の問題として取り上げられるようになってきています。元来、日本人は伝統的に勤勉な民族であり、資源が乏しい国である事を、その勤勉さで補って、成長を遂げてきたところもあるかと思います。反面、仕事中毒(ワーカーホリック)や過度な長時間労働による健康障害も問題視されることもあります。わが社に限らず、職場には、小学生の頃から週休二日制、好むと好まざるとにかかわらず、授業時間が短縮されたゆとり教育を受けたの若い社員さん。就職氷河期、バブルを経験した子育て世代。翻って、団塊の世代、介護の必要な親を持つ社員さんが混在し、共に働く状況があります。小売業・サービス業に携わる中小零細企業のオーナー経営者や店主は、社員さんは別として、自分たちは年中無休は当たり前と思っている人が少なくありません。厳しい時代に人の倍やる気概がなくては立ち行かないと、奮闘する事業主も多いと思われます。経営者にとって、会社をとりまく色々な立場で働く社員さんが、より豊かに幸せに生きていくにはどうすべきかを追求することは、苦悩しつつも、楽しみでもあります。 

おかげさまで、小職も、少しお休みを戴けるようになりました。まだ、小・中学生のこども達ですが、一緒に過ごしたり、こども成長を感じる時間は幸せなひとときと思えるようにもなりました。何もしてあげられなかったヨチヨチ歩きの頃には、もう戻る事はできませんが…

今月も、お元気様です。(12・6・11)
株 式 会 社 エ マ 商 会  依 馬  邦 夫